マルコと銀河竜について
マルコとアルコの関係性の一部が明らかになるシーン
BGMで流れていた曲"でんでらりゅうば"がとても切ない雰囲気を作っていて、マルコ自身の将来の死が確定しているというとんでもなく悲壮的な一面が見えるシーン。
初めてこのシーンを見たとき、なんとなく違和感があった。
結局違和感の正体に気づいたのはストーリーを最後まで終えてからだったけど、
ここまでマルコが自身の状況について悲観的になってるシーンがまったくない。
親から捨てられて、奴隷に身をやつして、なかなかハードな人生だろうに、それを悲観的に思うシーンがないって流石にポジティブが過ぎやしないかと。
自分を喰わせるなんて契約、どう考えても自分の人生に絶望してないと結ばないような契約だろうに。
物語終盤でしっかり伏線は回収され、そこでこの違和感の正体に気づきました。いやTOKYOTOONさん最高。次回作も楽しみです。
ちなみに"でんでらりゅうば"は長崎の民謡らしいです。(wikiより引用)
でんでらりゅうば でてくるばってん
でんでられんけん でーてこんけん
こんこられんけん こられられんけん
こーんこん
出て行かれるものであれば、そちらに出かけて行くけれど
出ていけないので、そちらには行きません
そちらに行く事が出来ません、行く事が出来ませんので
そちらには行きません、行きません
これを持ってくるTOKYOTOONのセンスよ。いや素直に次回作が楽しみ。